おっす!オラっち、先輩教えてナニナニ君! 心は三歳、仕事は見習い中のゆるふわオバケっす!
VEJメンバーのいく先を一緒に移動しながら趣味の人間観察に精を出す日々っす! 今日はなんだかいつもとちがう空気を醸しながらVEJの先輩後輩が仕事サボってくっちゃべってるっす。むずかしそうな話してたかと思ったら急にゲラゲラ笑い出したり、さっきまで楽しそうだったのに急に真面目な顔になったり・・・ 情緒不安定で正直見ていて不安っす。でもなんか大事な話もしてる気がするから、今日も覗き見っす!

名前:先輩教えてナニナニ君/
一人称:オラっち/
年齢: 心は三歳/
立場:仕事見習い中/
正体:VEJのあちこちに出没するゆるふわオバケ/
特技:人間観察/備考:まじめな話ほど理解が追いつかないけど、気配だけは敏感/
裏設定:後輩たちの好奇心や知りたい気持ちと、先輩たちの童心が魔混合をはたした化け物
SECTION 01: DESIGNER
デザイナー編
撮影:西 希/山縣 梢(VEJ)
「好きなこと」を忘れずに
仕事のなかにも、
いつも楽しさを見いだすべし

山縣 梢 YAMAGATA Kozue
デザイナー昨年VEJに入社、甲府支社勤務。社内では“ガタちゃん” “ガタちゃ丸”などの愛称で呼ばれる。VEJではクライアントワークから、「文化沼」のサポートを含め幅広い分野の仕事に挑戦中。

キムラダイゴ KIMURA Daigo
デザイナーVEJ立ち上げメンバーの一人。社内では“ダイゴ先生”の愛称で呼ばれる。映像・CG出身で、現在はWebを中心に幅広くデザインを手がける。趣味はDIY。
創業メンバーのダイゴ先生と、甲府の新人デザイナー・ガタちゃんが一緒にいるっす。ナニナニくんメモによるとWebとDTP、東京と山梨という距離もあり同じデザイナーでもほぼ一緒に仕事したことがない二人。そんなわけで無理やり二人の経験値を高めるために最近ダイゴ先生がハマってる「植木鉢づくり」を無茶振りされるところからスタートしたこの対談。シャイな二人が、一緒に作業をしたことで ちょっとずつ自分のことを語りはじめてるっすけど・・・ 一体どうなっちゃうっすかね、、?!

1 カラーボードをカットして、 セメントを入れる型枠を作る。

2 セメントが漏れないように型枠を隙間なく貼り付ける。

3 水と練り合わせて作ったセメントを型に流し込む。

4 1日乾燥させたら型枠を外し、 さらに1~2日乾燥させて出来上がり。
ガタちゃん(以下、ガタ) : デザイナー同士といっても、それぞれ東京と山梨にいるから、普段はあまり接点はないですね。 できたものをダイゴ先生に確認してもらって・・・・・みたいなことも実は一回もないです。
キムラダイゴ(以下、ダイゴ) : うーん、そうだね。VEJは創業当時も先輩がいなかったから、常に見よう見真似で覚えていったみたいなところがあるんだよね。 今、後輩に教えるって言われても、やり方がいまいちよくわからないというか。ずっとそれぞれが個人事業主の集まりみたいな、 自分でどんどん考えて勉強してやっていく感じだったから、「教育体制」 みたいなのはあんまりない会社な気はするね。
ガタ: でも、役割を越えて相談したり、一緒につくっていく感じはVEJだからこそのいいところで、孤独な感じは全然ないです。 今、私に一番足りないものは「引き出し」だと思っています。 業務に追われるなかで、どう増やしていくのか。 ダイゴ先生は今回の植木鉢づくりもそうですが、 多趣味なイメージで、そこからインスピレーションを得ているのかな……と。
ダイゴ: そうだね。結構、趣味はそのときどきで変わってて。プラモデルとか、自転車とか、今は植物育てたり、その植木鉢をDIYしたりしてるかな。熱中してるときは、頭の半分くらいは趣味に持っていかれるというか(笑)。今はもう、育ててる植物が気になってしょうがないんだよね。ちゃんと根っこ出てきてるかな?みたいなのが毎日気になっちゃって。わりとテンション高い感じ。
ガタ: 私も、以前はけっこう外に出かけて刺激を受けていたと思うんですけど、新しい仕事の環境に慣れるのに必死で、家で充電している時間が長くなってしまいました。 でも、少し余裕も出てきたので、仕事以外のこともした方がいいんじゃないかと思っているんですよね。 今日やっていることと少し関係がある気がするんですけど、今、庭をつくりたい気持ちが芽生えてきているんです。VEJに就職するために実家に帰ってきたら庭が無法地帯になっていたので、庭を大改造したいです。
ダイゴ: おー、それはいいね。 なんか楽しそう。
ガタ:きちんと庭のデザインを考えたいな、と。ダイゴ先生に100均でセメントが買えるって教えてもらって、よかったです。ダイゴ先生は趣味に熱中している時期の方が、仕事への張り合いも増しますか。
ダイゴ: うーん、そうだね。やっぱり仕事以外にやりたいことがあると、そっちの時間をつくりたいから仕事に集中する、みたいなのはあるかもね。 逆にやりたいことがないと、いつまでも仕事しちゃうんだけど、そういうときってちょっと停滞してるというか。デザイン的なアンテナも、あんまり立ってない感じになるというか。
あと仕事の張り合いっていう意味だと、クライアントワークでも自分のやりたいことはなるべく入れるようにはしてるかな。相手が求めてそうなものと、自分がいいと思うものと、2パターン出したりとか。そのバランスは案件によって違うんだけど。自分の「好き」をどれくらいデザインに盛り込めるか、みたいなのは大事にしてるかも。 自分が楽しいと思えるように、常に ちょっとチャレンジするというか。「これ絶対ダメって言われるかもな」みたいなものでも、とりあえず出してみる、みたいなのはあるね。
ガタ:なるほど。そういった姿勢は忘れがちかもしれません。依頼があったときに、どう表現したらいいかな、時間が間に合うかな、と自分の今の技術でどこまでできるかに気を取られがちです。でも、自分が楽しいと思えることを仕事にしたいから、この仕事を選んだんですよね。
ダイゴ:そうそう。アドバイスっていうほどでもないけど、やっぱり「楽しむ」っていうのを軸に置くのは大事かなって思う。 それが少しでも伝わったならよかった。辛いこととかもいっぱいある仕事だと思うし、やっぱ好きじゃないと続かないというか。そういう仕事かなとは思うね。
ガタ:そうですね。だけど、忙しいと原点を忘れがち。今日は、そのことを思い出させてもらえました!
SECTION 02: VIDEO DEPT.
映像部編
撮影 : 竹内 麻優子/VEJ映像部
働くという事
気持ちがレイムじゃ
モノホンプレイヤーになれねえ。

徐 睿辰 XU Ruichen
アシスタントディレクター2022年VEJ入社。中国出身。山梨大学大学院生命環境学 専攻に2019年進学。昔からの趣味である映像作品のロケ地巡りをきっかけに、在学中に映像制作を学びつつ、ロケ地をテーマとした研究にも取り組む。

斉藤 洋平 SAITO Yohei
映像部チーフディレクター/VJ 2013年VEJ入社。大阪芸術大学在学中にVJとして活動を始め、関西アンダーグラウンドシーンから東京へ拠点を移す。クライアントワークと並行し、rokapenis名義で国内外 の音楽イベントやライブにVJとして多数出演。

末次 俊一 SUETSUGU Shunichi
アシスタントディレクター 2024年VEJ入社。 東京出身。武蔵野美術大学造形構想学部映像学科 卒業。入社後に筋トレを始め、ベンチプレス100kgを目標に挑戦中。趣味はモーショングラフィックスとeスポーツ。
斉藤さんが後輩二人を新宿のライブハウスで行われ たVJの現場に呼びつけたっす。見学だけかと思いきや、そこから後輩二人にもVJを実際に体験させる流れに、、! 現場仕込みのストロングスタイルな展開、やばいっす。熱量すごくてナニ ナニ君さっきから汗がとまらないっす。 その本気度合いに後輩二人だけでなく、ナニナニ君も感化されてきたっす、、!
斉藤:その昔、僕がまだ学生だった頃。 先輩に酒を飲みながら言われたことを思い出す。「あのな。仕事にはJOBとWORKってものがあってな。お前が生きていくためにやるべきJOBを見つけなあかん。目の前のWORKに縛られてると人生が立ちゆかんくなるで」
そして先輩は、高らかに画家として油絵を書き続けることを宣言した。僕が「映像」を職業に選んでもうすぐ25年が経とうとしている。どーにかこーにかやってきたという感じではあるが、映像のプロとして「職業」にするためには「経験」と「感覚」 が必須になってくる。僕はその「経験」も「感覚」もVJから多くのことを学んだ。一緒にやる音楽家とのコミュニケーション。限られた時間から本番に間に合わせる胆力。本番に起こるアクシデントへの臨機応変な対応。でもやるんだよ精神。音楽に合わせカットを繋ぐ感覚。場の空気感に合わせた色や明るさを選択するセンス。時代によって変化する表現。現場に来たお客さんに喜んでもらう経験。本番を無事乗り切りやり遂げた達成感 etc… マニュアルやYouTube からも学べることはたくさんある。
技術としてはそれで事足りるかもしれない。日々の仕事はそれで回していけると思う。ただ「プロ」として必須の「経験」と「感覚」を日々のクライアントワークだけから得ていては「モノホンプレイヤー」への道のりは余りに長過ぎる。それだけでは足りない。 各人に取って何がプラスαで必要なことなのかは、それぞれ違ってくると思う。 自分自身にとって大切なものを見つけていってほしいと思う。だけど僕が必要だったVJの一端に触れてもらうことで何かを感じてもらえたら嬉しい。
時は来た!それだけだ!
白熱のVJ現場見学から数日、斉藤さんディレクションの元、初めてのVJ体験を行うことになった徐くんと末次くんっす。映像や音楽などの素材選びから、構成づくり、実際のVJプレイまで(!) 行った後輩二人。この体験は彼らにどんな思いを抱かせたのか気になるっす、、!
過去の自分とチア話するVJ体験
徐:ライブ見学で、曲調に合わせた映像表現や、テロップ、エフェクトを音に合わせたタイミングが印象に残りました。その余韻の中で挑んだ初めてのVJ体験は、緊張感とともに、自らの手で空間の景色が変わっていく不思議な高揚感に包まれました。「過去の自分との対話」をテーマに、思い出の曲の聖地を巡るなど準備段階からワクワクしていましたが、いざ実践すると当初は操作に精一杯。しかし、つくり込んだ素材が音にピタリとハマる時の心地が良かったです。試行錯誤を繰り返すうち、音に合わせるだけでなく「この音に違う素材、エフェクトを重ねるとおもしろい」という新たな発見もあり、最後には操作画面よりもスクリーンの映像を純粋に楽しめました。VJの歴史や自らの歩みを辿る時間は、未知の世界へ一歩踏み出す、非常に充実した体験となりました。この感覚を大切にし、今後の人生や仕事の新たな挑戦に繋げていきたいです。
VJ体験を通して
末次 : VJに初めて挑戦し、素材選びから音楽の世界観を構築する過程は、難しさと同時におもしろさがありました。当初は、理想の表現と実際の操作とのギャップに苦労しましたが、即興でクリップやエフェクトを重ねるなかで生まれる「予期せぬ美しさ」こそが、VJの楽しさだと発見しました。
完成された映像作品とは異なり、音楽を通じて感覚を共有できるライブ空間ならではの魅力は、私のVJに対する心理的な壁を「探求の楽しさ」へと変えてくれました。この経験から得られた、透明度やレイヤー構成による表現の深さ、そして空間全体を意識する視点は、今後のモーショングラフィックス制作において貴重なインスピレーションとなります。これからも未知の表現に挑み、より自由で魅力的なビジュアルを追求していきます。
SECTION 03: CODER
コーダー編
撮影 : 坂本 丞 (VEJ)
一歩先に行くための
器を持っている
ニッチな自分こそ大きな価値

宮沢喬 MIYAZAWA Takashi
デジタルプロデューサー/VJ/VEJ甲府支社長 / Web Producer VEJのWeb制作におけるプロデュースおよびディレクション業務 を担当。VJとしても活動し、GOMA、ROVOなどのステージ演出に参加。 音楽フェス ハイライフ八ヶ岳のクリエイティブディレクターを務めるなど、音楽・映像分野でも活動している。

藤原ミュウ FUJIWARA Myuu
エンジニアWebデザイナーを経て2021年2月VEJ入社。現在はフロントエンド実装を中心にWeb制作業務を行う。学生時代から組んでいたバンドではドラムを担当していた。趣味はゲームと料理。
ちょっとまって欲しいっす、、ナニナニ君メモによるとコーダー対談と聞いて覗き見にきたのに、往年のメタルメイクをした二人の顔はなんなんっすか! コーダーで、ゲームが好きで、メタルが好きでという二人の共通点を表現したらこうなった、、? ちょっと何いってるのかわからないので、とりあえず対談を覗き見してみるっす、、!
藤原 ミュウ(以下、ミュウ):VEJとは、制作パートナーであるnanouでWebデザイナーをやっていた頃から付き合いがあり、入社してからも5年になります。 あっという間で記憶にないくらいなんですが(笑)。コーディングの仕事に興味があって、自分で勉強を始めていたタイミングで、ちょうど先輩のアシスタント的な立ち位置にいた方が退職されて、入れてもらえたんです。
宮沢喬(以下、ミッチェ) : 俺とミュウちゃんの間に、コーダーだという以外に、どんな共通点があるか考えてみたんだけど、やっぱり音楽だと思う。メタルバンド「Crystal Lake」の仕事をしているときに、ミュウちゃんが知っているって聞いて驚いたんだよ。俺はメタル好きの友達って中高でも2~3人しかいなかった。あとは、ミュウちゃんはゲームも好きだよね。音楽やゲームから、仕事に生かすインスピレーションをもらったりしている?
ミュウ : うーん、どうでしょう。私は、もともとは原宿系でガチャガチャした格好でゲームが好きで……って感じだったんですが、Webデザイナーをやっている間は、そういうキャラは封印したんですよ。デザインしているものが、すごくエレガントなブランドのWebサイトだったから、その世界観に染まらないとうまくつくれなかったんですよね。音楽もクラシックを聞きながら作業したりしていました。
ミッチェ:デザイナーからコーダーになって、案件への取り組み方にも変化はあるの?
ミュウ: デザイナーさんがどうしたいかを、すごく吸収しようとするようになりました。そのために、自分は何者でもない状態でいようと意識しているかも。
ミッチェ : ある程度できるようになると、今度は手癖でやりがちだと思うんだけど、そこはどう?
ミュウ:そうなんですよ。こういうときはこのパターン、流行に乗るならこう、ポップな感じだったらこれ、みたいなのが自分の中でも定まってきて るので、よくないなあと思います。
ミッチェ: 技術が身についてきたからでもあるんだけどね。先のステップに行くには、別のアプローチが必要になる。俺は、コーダーもいちクリエイターだから、パターンから脱して一歩抜きんでて表現するにはどうするかを考えなくちゃいけないと思う。たとえば、「重厚感」を出すにも、ゆっくりなのかゆったりなのか、いろんな演出を考えられる。もしかしたら動きだけじゃなくて、デザインや構成に口を出すことになるかもしれない。ミュウちゃんも、そういう時期に入ってきているのかもしれないね。
ミュウ:なるほど。そういった意味では、余裕のある大人になるのが今の目標です。自分のコミュニケーションに雑な部分があるので、そういった面を改善するのも一歩先に行くには必要かな、と。そのために、インプットもちゃんとしたいんですけど、ミッチェさんはすごくアクティブに動いていて、エネルギーの割り振りをどうしているんだろうかと不思議です。
ミッチェ: 一時期、休み中もずっと頭で設計していて寝れなくなっちゃったことがあったから、今は強制的に休んで、考えないようにしている。そのかわり、月曜日に仕事のエンジンをかけるのはすごく大変だよ。
ミュウ : 本もたくさん読んで、イベントにも参加して……………いったいどうやって時間を確保しているんだろうと不思議だったんです。
ミッチェ: 読んだり書いたりするのは、強制的に朝にカフェに行って読むとか、風呂に入る前に必ず書くとか、決めないと絶対にできない。合間にやるとかは無理なんだよなあ。自分の意思じゃどうにもならないところに身を置くしかない。さっきミュウちゃんがブランドの世界観に染まってデザインしていたって話をしていたよね。それと通じる話だと思うんだけど、案件に迷ったときも、まず現場に行ってみればいい。相手に会ってみる、一緒になんかしてみる。「必要な環境に身を置く」は、自分の意思で動くよりもめちゃくちゃ楽だなって思う。
ミュウ:なるほど。 スーパーマンなだけじゃない面が見えて、ちょっと安心しました。
ミッチェ: あとは、ミュウちゃんの場合は、メタルが好きなのは少数派だし、大事にしたらいいと思う。人とは少し違ったものが好きだと認識できたら、世の中に多様な人がいることを理解できるはず。自分はすでに、ニッチなものを受け入れる器を持っていると自信を持って!
