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THE WAY WE WORK

vol.09 | 2026 | April
VISUAL AND ECHO JAPAN

僕たちが日々つくっているのはWebサイトや映像といった「デジタルの制作物」が中心ですが、本当の役割は単にデータを納品することではないと考えています。お客さまがふと漏らした「本当はこう伝えたい」という熱量を、いかに最適なカタチで届けるか。共に悩み、時には脱線して笑いながら、納得のいく答えを導き出す。この「泥臭いプロセス」こそが、VEJの何よりの持ち味です。

そんな背景もあり、最近のVEJスタッフは驚くほどアクティブです。撮影現場はもちろん、業務外でもあちこちへ出向き、インスピレーションを探しに走ります。制作会社といえば、一日中モニターの前でマウスを叩いているイメージが強いかもしれませんが、ものづくりの芯にあるのは、やっぱり「生(Raw & Live)」の感覚だと思うのです。

リモート会議は便利ですが、画面越しだとどうしても「0.1秒の時差」が生まれます。そのわずかな隙間に、表情の微かな揺らぎや本音がこぼれ落ちてしまう気がしてなりません。視線、声のトーン、その場の空気感……。デジタルでは圧縮されてしまう「ノイズ」のような情報にこそ、実は大切なヒントが隠れています。だからこそ僕たちは、五感をフルに使って直接会うことで、温度のある「気持ちの共有」を大切にしたいのです。

便利なツールが当たり前になった今だからこそ、僕たちは「デジタルを使いこなす、最高にアナログな人」でありたい。「ニッチ」であるとは、誰も気づかないような感情の機微に気づくこと。難しい課題ほど同じ空気を吸いながら対話を重ねたい。対面で深く頷き合いながら進める仕事は、仕上がりの「深み」がまるで違ってきます。この人間味のある手触りが、VEJらしいクリエイティブを支えています。

今回の「VEJ通信」も、そんな僕たちの日常や、スタッフが「これ、面白くない?」とニヤニヤしながら考え抜いたアイデアを凝縮しました。僕たちは、単なる「発注先」では終わりたくありません。共に壁を乗り越え、その過程すら「楽しかった」と笑い合えるパートナーでありたい。この一冊を読んで、「この人間味あふれるアナログなチームと面白いことを企てたい」と感じていただけたなら、僕たちにとってそれ以上の成功はありません。

温度のある対話を通じて、価値あるクリエイティブを共に生み出していきましょう。

CEO 池田 篤



文 監修:小野 民
デザイン:若岡 伸也 (TOMBOLO DESIGN)
撮影:西希(P.2~5)/竹内 麻優子(P.6~7)/梅原渉(P.1,P.19)/VISUAL AND ECHO JAPAN
イラスト:生山 あきこ(Studio Komaku)
VEJ通信編集部:清水 柊子/坂本 洋生/西野 大樹/山縣 梢(VISUAL AND ECHO JAPAN)
撮影場所協力:MANGOSTEEN HOKUTO(P.2~5)/新宿 WILD SIDE TOKYO(P.8~9)/蒸 - 五箇サウナ-(P.16)/moi(P.20~21)
印刷:藤原印刷株式会社
発行:VISUAL AND ECHO JAPAN